Machines of
Loving Grace

Machines of
Loving Grace

主催:Anthropic

アーティスト:真鍋大度、神山友輔

特別協力:カリモク家具

2026年10月17日〜10月25日

KARIMOKU RESEARCH CENTER

展示詳細

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An invitation

1967年の詩「All Watched Over by Machines of Loving Grace」の中で、
Richard Brautiganは哺乳類とコンピューターが互いに調和して生きる未来を想像
した。サイバネティックな森の中で、両者が自然に寄り添いながら共存する世界を。
数十年後、AnthropicのDario Amodeiは自身のエッセイ 「Machines of Loving
Grace」 の中で、強力なAIの開発がうまくいった場合に世界がどのような姿になる
かを、同じように描き出した。
両者が言葉にした希望に満ちたビジョンに、私たちはかつてなく近づいている。
この実験的な展示が問いかけるのは——強力なテクノロジーが人間の豊かさを支える
とは、どういうことを意味するのか。真鍋大度と神山友輔、長年にわたって機械と
ともに実践を育ててきた二人のアーティストは、Claudeを自らの表現をさらに
押し広げるためのツールとして用いた。しかしそれは、決して自分たちの創造性に
取って代わるものではなかった。
このビジョンを体現するうえで、KARIMOKU RESEARCHはまさにふさわしい場だ。
幾世代にもわたり、カリモク家具は機械技術と人の手を組み合わせて培ってきた知見を
起点に、家具づくりにとどまらない新しい価値を生み出そうとしている。
この意図をもって設けられた空間が、Brautiganが描いたサイバネティックな森となる
——委嘱された作品が根を張る場所として。
この空間は、機械とともにどう生きるべきか、どう働くべきかへの答えを提供する
ものではない。しかし、探り、思索し、問い続けるための招待だ。
1967年の詩 「All Watched Over by Machines of Loving Grace」 の中で、Richard Brautiganは哺乳類とコンピューターが互いに調和して生きる未来を想像した。サイバネティックな森の中で、両者が自然に寄り添いながら共存する世界を。数十年後、AnthropicのDario Amodeiは自身のエッセイ 「Machines of Loving Grace」 の中で、強力なAIの開発がうまくいった場合に世界がどのような姿になるかを、同じように描き出した。
両者が言葉にした希望に満ちたビジョンに、私たちはかつてなく近づいている。この実験的な展示が問いかけるのは——強力なテクノロジーが人間の豊かさを支えるとは、どういうことを意味するのか。真鍋大度と神山友輔、長年にわたって機械とともに実践を育ててきた二人のアーティストは、Claudeを自らの表現をさらに押し広げるためのツールとして用いた。しかしそれは、決して自分たちの創造性に取って代わるものではなかった。
このビジョンを体現するうえで、KARIMOKU RESEARCHはまさにふさわしい場だ。幾世代にもわたり、カリモク家具は機械技術と人の手を組み合わせて培ってきた知見を起点に、家具づくりにとどまらない新しい価値を生み出そうとしている。この意図をもって設けられた空間が、Brautiganが描いたサイバネティックな森となる——委嘱された作品が根を張る場所として。
この空間は、機械とともにどう生きるべきか、どう働くべきかへの答えを提供するものではない。しかし、探り、思索し、問い続けるための招待だ。
1階
Explore
探索

Dance As Waves

Artist
Yusuke Kamiyama
神山友輔
(Spline Design Hub)
See More See Less

神山友輔はデザインとエンジニアリングの双方の視点を持ち活動を行う。プロダクト、インタラクティブアート、ハードウェア、ソフトウェアなど、幅広いデザイン分野の設計・開発に携わる。特に、様々な工学的要素を複雑に融合させたロボットや機械のデザインを得意とする。

Team

Director:
神山友輔 (Spline Design Hub)

Team member:
Product Design: 村松充 / Mechanical Design: 村山覚 (Spline Design Hub) / Simulation: 賀堰 / Sound Design: 赤川純一 (Syna Studi/o) / Prototype: 三谷悠人 (Spline Design Hub) / Spatial Design: 園部莉菜子

踊りは、言葉の届かない感情にさえ姿を与えることができる。声にできない何かが身体の動きとなって外へ溢れ出す。本作では、その感情が円を描く。柱を軸に、灯りをともしたアームが大きくめぐりながら、ゆっくりと昇り、ふいに降り、また舞い上がる。その軌跡が波として立ち現れる——それは、踊りだ。

三つの波は、揃うこともあれば一つだけが動くことも、めいめいにうねることもある。呼び、受け、また応える。主役は入れ替わり、どれが先とも決まらない。絶えず形を変え、立ち現れ続ける——それは、対話だ。

その波を、踊っている、語り合っていると受け取るのもまた、自然なことだ。人はどんな動きにも身振りや表情を読み取り、別の動きに続く動きに、つい返事を聞き取ってしまう。けれど、動きはどこで終わり、私たちの想像はどこから始まるのだろうか。その線は引きにくく、動くものと、それを見て受け止める人とのあいだにあるのかもしれない。

Artist
Yusuke Kamiyama
神山友輔 (Spline Design Hub)

神山友輔はデザインとエンジニアリングの双方の視点を持ち活動を行う。プロダクト、インタラクティブアート、ハードウェア、ソフトウェアなど、幅広いデザイン分野の設計・開発に携わる。特に、様々な工学的要素を複雑に融合させたロボットや機械のデザインを得意とする。

Team

Director:
神山友輔(Spline Design Hub)

Team member:
Product Design: 村松充 / Mechanical Design: 村山覚(Spline Design Hub) / Simulation: 賀堰 / Sound Design: 赤川純一(Syna Studi/o) / Prototype: 三谷悠人(Spline Design Hub) / Spatial Design: 園部莉菜子

Dance
as Waves

Yusuke Kamiyama
Dance as Waves (Yusuke Kamiyama)
Dance as Waves (Yusuke Kamiyama)
Dance as Waves (Yusuke Kamiyama)
Dance as Waves (Yusuke Kamiyama)
Dance as Waves (Yusuke Kamiyama)
Dance as Waves (Yusuke Kamiyama)
Intro #0

ひとつのイメージから始まった

Process #1

Claudeと動きをシミュレーションする

Process #2

機構プロトタイピング

Process #3

木とともにデザインする

Process #4

動きが音楽となる

Process #5

探索のための空間をつくる

01
/
06
Photography: Teo Josserand
地下1階
Contemplate
思索

Timber / Timbre

Artist
Daito Manabe
真鍋大度
Artist, Programmer, Composer
See More See Less

真鍋大度は、生命、知能、社会がどのように創発するのかを、音楽、映像、プログラミングを通して探究するアーティスト、プログラマ、コンポーザーである。2006年にRhizomatiksを設立し、身体、機械、システムのあいだの関係を問い続けてきた。初期には身体運動や筋電などをセンサーで解析し、音響や映像へ変換することで、人間と機械の新しいフィードバックシステムを探求した。現在は、人間、人工生命、AIエージェントが相互作用する社会を生成システムとして捉え、知能はどこから始まるのか、どのように振る舞うのか、異なる生命と機械が相互作用したとき何が創発するのかを探究し続けている。

この研究活動と並行して、Studio Daito Manabeを主宰し、人間のクリエイティビティと機械知能を統合した新しい研究環境を開発している。最近のプロジェクトには、sonicPlanetとの共同開発によるSPOTLIGHT AI (自然言語からムービングライトの照明演出をリアルタイム生成するAIツール)、AIエージェント、空間オーディオシステム、子どもの発達シミュレーションなど、生成的なシステムから映像表現、演奏、美術館インスタレーション、大規模なパフォーマンスまで、多層的な実践を展開している。

TIMBER(木材)と TIMBRE(音色)。たった一文字だけが異なるふたつの言葉。一世紀の歳月をかけて育まれた素材と、ほんの一瞬に消えゆく音。それらが今、カリモク家具が木材から削り出した電子楽器の中で出会い、耳を澄ませ、歌いはじめる。

器としての筐体(ケース)は、単なる入れものにとどまらない。木はその安定性や精度、演奏性、そして音との響き合いや経年変化の美しさまでも形づくり、楽器そのものの一部となっていく。レールの精度、重み、曲線の優美さ、重心の収まり、描かれるケーブルのしなり、ノブへと伸びる手首の角度。その一つひとつがClaudeとの対話を通じて表現され、ミリ単位の試行錯誤が重ねられていった。

この絶え間ない交換のなかで、音楽的直感、カリモク家具の技術と知見、そしてClaudeの計算力学的な視点が互いを刺激し合い、かたちづくっていく。自然に育まれたもの、人によって作られたもの、そしてこれから想像されうるもの。そのあわいで、作品はどこまでも深く思考を深めていく。

Artist
Daito Manabe
真鍋大度
Artist, Programmer, Composer

真鍋大度は、生命、知能、社会がどのように創発するのかを、音楽、映像、プログラミングを通して探究するアーティスト、プログラマ、コンポーザーである。2006年にRhizomatiksを設立し、身体、機械、システムのあいだの関係を問い続けてきた。初期には身体運動や筋電などをセンサーで解析し、音響や映像へ変換することで、人間と機械の新しいフィードバックシステムを探求した。現在は、人間、人工生命、AIエージェントが相互作用する社会を生成システムとして捉え、知能はどこから始まるのか、どのように振る舞うのか、異なる生命と機械が相互作用したとき何が創発するのかを探究し続けている。

この研究活動と並行して、Studio Daito Manabeを主宰し、人間のクリエイティビティと機械知能を統合した新しい研究環境を開発している。最近のプロジェクトには、sonicPlanetとの共同開発によるSPOTLIGHT AI(自然言語からムービングライトの照明演出をリアルタイム生成するAIツール)、AIエージェント、空間オーディオシステム、子どもの発達シミュレーションなど、生成的なシステムから映像表現、演奏、美術館インスタレーション、大規模なパフォーマンスまで、多層的な実践を展開している。

Timber /
Timbre

Daito Manabe
Timber/Timbre (Daito Manabe)
Timber/Timbre (Daito Manabe)
Timber/Timbre (Daito Manabe)
Timber/Timbre (Daito Manabe)
Timber/Timbre (Daito Manabe)
Timber/Timbre (Daito Manabe)
Intro #0

家具と楽器のあいだ

Process #1

楽器のかたちを探る

Process #2

木の中に形を見出す

Process #3

Claudeと探索する

Process #4

素材へ還元し、音を奏でる

Process #5

自然と人工の信号をつなぐ

01
/
06
Photography: Teo Josserand
2階
Question
問い

A space to
keep thinking

このフロアでは、ただ好奇心の赴くまま、思い思いの時間をお過ごしください。

カリモク家具の精緻なものづくりが息づくこの空間で、二つの作品が立ち現れるまでの対話と試行錯誤の軌跡をたどれます。

テーブルに置かれているのは、「問いのカード」や選りすぐりの書籍たち。創造性とテクノロジーのこれからの関係について、さらに思考を深めていく小さなきっかけとしてご用意しました。

会場

KARIMOKU
RESEARCH CENTER

会期
:
2026年10月17日〜25日
時間
:
13:00〜18:00
入場無料